冬の気候変動が針広混交林へ及ぼす影響の解明

 

責任者 小林真・中川研究林・助教

 

概要 

世界各地の北方林では、冬から春期にかけての気温上昇にともない雪解け時期が早まっている。雪解け時期は多雪地帯において樹木の活動開始時期を規定する重要な要因の1つであり、その変化は樹木のもつ炭素固定機能や生物多様性維持機能へ大きな影響を及ぼすと考えられる。これまでの研究では、ツンドラや草本群集、もしくは稚樹など背の低い植物群集、もしくは植物個体を対象とした研究が多く、炭素固定や生物多様性維持を主な担い手である成木群集へ及ぼす影響については明らかにされていない。そこで本研究では、中川研究林内の針広混交林において、林分レベル(20m四方)で雪解け時期を操作する処理を行い、処理区内の成木群集へ及ぼす影響とそのメカニズムを、特に地下部や下層植生との関係に注目しながら解明する。

 

期間 2015年4月1日~2017年3月31日

 

実施研究林(担当者)

中川研究林 (小林真・助教)

 

共同研究者

中村誠宏(北海道大学), 高木健太郎(北海道大学), 中路達郎 (北海道大学), 片山歩美(九州大学), 金子信博(横浜国立大学), Scott Wilson (University of Regina, Canada)

 

成果出版の目標

2018年度までに3本の論文を国際誌に投稿する。