刈り払い機掻き起こしとササ地下茎切断効果の解明


責任者  坂井励・雨龍研究林・技術専門職員


概要

天然更新を用いて低コストで森林を造成する手法として、阻害要因であるササ類を重機で剥ぎ取る「掻き起こし」の有効性が確かめられてきた。しかしながら重機走行が困難な急傾斜地、土壌保全が求められる水源地など、重機の使用が制限される環境での天然更新技術は未だ確立されていない。そこで本課題では刈り払い機を用いてA0層を攪乱し天然更新を促す「刈り払い機掻き起こし」の実行を試みる。さらに施工地周囲に広がるササラメットから施工面への栄養供給を遮断し、施工面のササ地上部の回復を抑制させることを目的として、掻き起こし施工面を取り囲むようにササ地下茎をルートカッターで切断する作業を取り入れる。ササ地下茎切断強度を変えた処理区を設定し、それぞれのササ回復速度と天然更新を調査することで、ササの地下茎切断処理が天然更新稚樹とササの競合をどの程度緩和するのかを定量的に評価する。また、刈り払い機掻き起こし作業及び地下茎切断作業に要するコストを計測することにより、事業化の可能性について検討する。


期間 2014年6月23日~2017年10月31日


実施研究林(担当者)

雨龍研究林 (坂井励・技術専門職員)


共同研究者

吉田俊也(北海道大学)


成果出版の目標

2018年までに1本の論文を北方森林保全技術に投稿する