【北管理部】第491回北海道産銘木市に研究林材を出品しました

2025年12月19日(金)に旭川市において、第491回北海道産銘木市(旭川林産協同組合主催、以下銘木市)が開催され、北海道大学北方生物圏フィールド科学センターの研究林から原木を出品しました。銘木市は、昭和42年から開催されている丸太販売イベントであり、優良丸太の確保が困難となっている今日において、貴重な広葉樹丸太を取り扱う原木市場として知られています。会場である銘木会館には、道内各地から原木が寄せ集められ、原木の寸法、木口径のサイズ、色合いや木目の精細さといった機能性や意匠性に優れた多くの丸太が陳列されておりました。北大の研究林からは道北の天塩、中川、雨龍の三林が参加し、ナラやタモ等の原木を出品しました。研究林から出品された原木には、「北海道大学」と記された名刺サイズのタグが付されており、見る人が一目で北大材とわかってもらえるような工夫を施しました。

館内では、道内・道外各地から多数の木材事業者が集い、出品材の競りが行われました。各材の価格は、材積1m³あたりの価格として各事業者が提示し、最も高額で入札した事業者が落札します。会場では落札結果を読み上げる旭川林産協同組合の方々をはじめとして、競りに参加している木材事業者の方々、落札結果を記録する出品者の方々で活気あふれる場となっていました。とりわけ落札価格が20万円以上と高額となった材には、会場から拍手が沸き起こり、一層の盛り上がりを見せました。

今回の銘木市では、研究林材の多くは予想価格を上回る高額で落札されました。特に、家具やウイスキー樽等に使用されるナラは、他材を含めた出品材全体においても平均単価10万円以上を記録し、大盛況の市となりました。

一つ一つの材には、その地方の風土で何十年、何百年という長い年月を経て育まれたという歴史が刻まれており、銘木市は、そうした歴史が見る人を魅了し、有用で貴重な銘木へと培われたことを再認識させられる場でもあります。研究林においては、未来の銘木を育む担い手として、持続可能な森づくりを今後も推し進めるとともに、銘木市への出品を通じて研究林材の魅力を発信し、北大研究林としてのブランドを確立していきます。