基盤調査課題

2017年4月現在

1-001 長期観察林
課題責任者日浦 勉
実施期間2015/4/1~2025/3/31
実施研究林天塩、中川、雨龍、苫小牧、檜山、和歌山研究林
概要蓄積量の評価、種多様性の比較、個体群動態、生態系機能の変動解析など、森林のプ

ロットデータは様々な目的に使用可能な基盤情報である。一定面積の区画に存在する木本植

物の個体サイズや位置情報などを定期的に測定することで、上記の目的に資する。調査方法

については別途長期観察林要領に定める。
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タイトルmeta-hiyama95600101ほかプロット毎に作成

1-002 一般気象観測
課題責任者高木健太郎
実施期間:2015/4/1~2025/3/31
実施研究林天塩、雨龍、苫小牧研究林
概要天塩、雨龍、苫小牧において行われている一般気象観測を継続し、年毎にJaLTERデータベースに観測データの登録を行うことによって、研究・調査のための基盤情報としての活用促進をねらう。日常の機器・観測値の確認と年毎の責任者へのデータ送付を各林の担当者に依頼する。
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タイトル 天塩研究林庁舎裏気象データ雨龍研究林庁舎前気象データ苫小牧研究林森林観測塔気象データ

1-003 森林域における環境変動下での大気沈着および河川水質・水文プロセスの長期的変動の解明
課題責任者福澤加里部
実施期間:2015/4/1~2025/3/31
実施研究林雨龍、中川研究林
概要環境変動下での森林域における水循環・物質循環特性を解明するために,大気沈着および河川水質・流量の長期的観測を行う.地球規模での窒素排出量の増加や温暖化,気候変動等の環境変動下での水循環・物質循環特性の長期的モニタリングにより,森林がもつ環境機能の継続的な把握と将来的な予測に資するデータを収集する.雨龍研究林庁舎前における大気沈着モニタリング(湿性降下物、バルク降下物等)および雨龍研究林内の定点ポイントにおける河川水サンプリングを定期的に実施し,水質・水量観測を行う.またサンプリングから化学分析までを一連の課題とすることにより,森林環境機能学研究における観測・分析体制の確立をはかるとともに,毎年のデータ集計,データベース登録,データ可視化を進める.
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タイトル河川水質・流量

1-004 ニホンジカ個体群モニタリング
課題責任者揚妻直樹
実施期間:2015/4/1~2025/3/31
実施研究林天塩、中川、雨龍、苫小牧、檜山、和歌山研究林
概要各研究林におけるニホンジカの個体群動態を長期的にモニタリングする。天塩・中川・雨龍・苫小牧研究林では春と秋に3日間ずつライトセンサスを実施する。発見個体数・属性・時間・場所・ルートからの距離を記録する。和歌山研究林では冬季に糞塊法による調査を2回行う。また、檜山におけるシカの生息状況把握のための手法を検討する。さらに、各研究林内におけるシカのモニタリング手法の改善・改良について検討する。
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タイトル:シカ個体群動態モニタリング 苫小牧研究林和歌山研究林天塩・中川・雨龍研究林

1-005 哺乳類個体数動態(野ネズミ)
課題責任者齊藤 隆
実施期間:2015/4/1~2025/3/31
実施研究林天塩、中川、雨龍、苫小牧、檜山、和歌山研究林
概要日本には約100種の陸生哺乳類が生息しているが,そのほとんどが森林を主な生息地にしている.つまり,森林は哺乳類の生息地として不可欠のものであり,森林を構成する要素として哺乳類の存在もまた重要である.小型哺乳類は,中大型哺乳類に比べて種類数,個体数が多い.また,寿命が短く,環境の変化に対して素早く反応する.さらに,比較的捕獲しやすいことから,森林環境の変化をモニターするには適した動物である.この調査では,小型の哺乳類の種類相とそれぞれの種の個体数を調べることを通して,哺乳類の生活と北海道の森林の変化についての基盤情報を蓄積することを目的としている.
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タイトル:Rodents_N(北3林の野ねずみ調査データ)、Rodents_S(南管理部の野ねずみ調査データ)

1-006 地表徘徊性甲虫調査
課題責任者中村誠宏
実施期間:2015/4/1~2024/3/31
実施研究林雨龍、苫小牧研究林
概要地表徘徊性甲虫類は飛翔性を失い移動範囲が狭いため、その地域の林床環境の指標生物となる。さらに、温度に対する感受性も高くかつ寿命が短いため、地球温暖化影響の早期検出に適した生物である。そこで、本課題ではピットフォールトラップによる地表徘徊性甲虫類を対象とした長期モニタリング調査を実施する。この甲虫類は分解系の一員として林床の環境及び分解機能に関与すると考えられることから、環境要因(林床植生被度、堆積落葉層)および林床の分解機能(セルロース分解実験)も同時に測定する。尚、この課題はモニタリングサイト1000森林・草原調査の一環として行うものである。
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タイトル苫小牧研究林の地表徘徊性甲虫相雨龍研究林の地表徘徊性甲虫相

1-007 種子生産量調査
課題責任者小林 真
実施期間:2016/4/1~2025/3/31
実施研究林天塩、中川、雨龍、苫小牧研究林
概要針広混交林を構成する樹種の種子生産量データは、樹木の繁殖への投資量とその時空間的な変動パターンの解明、種子を餌資源などとする動物と樹木の相互作用の解明、そして天然下種更新を狙った森林施業に関する研究を実施していく上で重要な基盤情報である。一定面積の範囲に散布される木本植物の種子や繁殖器官を定期的に測定することで、上記の目的に貢献する。
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タイトル:種子散布量/seed-mass/各林の名前

1-008 樹木フェノロジーの長期観察
課題責任者中路 達郎
実施期間:2016/4/1~2024/3/31
実施研究林雨龍、苫小牧、和歌山研究林
概要気候変動下での森林の生理生態的な応答や動態を評価するための基礎データとして、研究林共通の樹種(ミズナラ、ホオノキ、イタヤカエデ等)、一部共通および特徴的な樹種(コナラ、ヤチダモ、アカガシ等)の葉のフェノロジーを連続観測する。観測は、全演協で定めた従来の目視観測(質的基準6段階:冬芽、開芽、完全展葉、緑葉、紅葉・黄葉、落葉;量的基準7段階)にならう。この目視観測と合わせて、作業の効率化や客観データの確保を目的としたデジタル写真撮影も導入し、一定期間(2シーズン前後)のオーバラップ観測から、デジタル観測への移行の有効性を検討した後、最善の手法でフェノロジー観測を継続する。観測データはWEBやデータベースを通して適宜公開する。
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タイトルCanopy photo images, Tomakomai Experimental forest (TOE)

1-009 ライラック開花観測
課題責任者門松 昌彦
実施期間:2016/4/1~2019/3/31
実施研究林天塩、中川、雨龍、札幌、檜山研究林、北管理部
概要ライラックが示す開花の時間的変化(開花から満開までの日数、地域性、経年変化)、およびその気候・気象との関連を調査研究することを目的とする。アルバータ大学デボニアン植物園では、植物の開花を通して春先の生活環境と地球温暖化を地域の人々と一緒に考える企画を実施。日本でも、船越元演習林教員により、札幌苗畑のライラック観測(1996年)が始まり、これに参加。以来、参加者と観測地点・対象木を増やし、「ライラック観測網」を立ち上げ、現在に至っている。2015年時の観測件数41、観測地点は 群馬県高崎市~道内各地。観測者所属は北大・東大・京大・九大演習林(いずれも道内)、  北大・東北大植物園、道立林産試、富良野市博物館、木田金治郎美術館、平岸高校生物部、 市民等で多岐にわたる。ライラックは環境教育素材としても有望である。データは森林圏ホームページならびにUSA National Phenology Networkで公開中。
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タイトルライラック開花観測網

1-010 照査法を基礎とした持続可能な天然生林の管理
課題責任者吉田 俊也
実施期間:2016/4/1~2026/3/31
実施研究林:中川研究林
概要中川研究林の照査法試験林では、1960年台後半から総面積113haの天然生林を対象に毎木調査・伐採試験が継続されてきた。本申請は、2016年から開始される6回目の調査(第5経理期)を対象とする。50年におよぶ森林の長期動態を記載して、国内外に他に例を見ない長期大面積試験林としての価値をさらに高めるとともに、これまでに引き続き、持続的資源利用を目的とした適応的森林管理を実践する。既存のデータおよび前試験課題で得た立木位置情報等を重ねあわせて、林分・個体に及ぼす撹乱(択伐)の長期影響を明らかにする。
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タイトルShousahou_Nakagawa

1-011 動物相・植物相文献調査
課題責任者内海俊介
実施期間:2017/4/1~2026/3/31
実施研究林:森林圏管理技術室、北管理部
概要本課題では北大研究林に生息する植物・動物相のリストを主に文献情報を頼りに作成する。学術論文や報告書を過去にさかのぼって調査し、生物種の生息情報を抽出しデータベース化する。
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タイトル北海道大学研究林動物相・植物相データベース1_v0 北海道大学研究林動物相・植物相データベース2_v0