名寄教育研究棟 (北管理部)

北の教育、研究拠点です。

最新情報

スタッフ

教員・研究員

  • 吉田 俊也 …北管理部長・教授
  • 神山 千穂 …学術研究員

学生

  • 蔡 一涵  …博士2年
  • 仲谷 朗  …博士1年
  • 蘇 子墨  …修士2年
  • 村上 萌  …修士2年
  • 原谷 日菜 …修士1年
  • 細田 理仁 …修士1年
  • 小林 悠佳 …研究生
  • 狄 文韜  …研究生

技術スタッフ

名寄教育研究棟の役割

 名寄教育研究棟は北海道名寄市にあり、北海道北部にある3つの研究林(天塩研究林中川研究林雨龍研究林)および名寄林木育種試験地における森林管理、データベース について横断的に統括しています。また、日本長期生態学研究ネットワーク(JaLTER)のコアサイト(北海道北研究林)として登録されています。

 また、本研究棟には各種サンプルの処理や化学分析を行う実験機器(一覧はこちら)を設置した実験室があります。

(※) 森林圏ステーションの組織上の名称として、名寄教育研究棟には「北管理部」という部署が配置されています。詳しくは森林圏ステーションについての組織構造に関する記述をご参照ください。

研究テーマとその概要

 「北方林における生態系機能・構造の維持機構解明と持続的森林管理手法の確立」
 日本北部の多雪寒冷な気候を特徴とし、植生は天然性の冷温帯針広混交林(トドマツ、アカエゾマツ、エゾマツ、ミズナラ、イヤタカエデ、ダケカンバなど)が主体です。その他にアカエゾマツ湿地林や各種湿原、河畔林、蛇紋岩性アカエゾマツの純林、山火事跡二次林、人工林などさまざまな森林タイプ を有しています。北三林に共通する管理業務は名寄教育研究棟が統括して行っています。各研究林内には各種実験林分、動植物調査プロット、集水域を多 数有しており、森林動態や気象、水文・水質などに関する長期的な視野に立った研究が行われています。

大学院教育

 本施設に所属する教員は北海道大学 大学院環境科学院 生物圏科学専攻 森林圏フィールド科学コースを兼担しています。講義やセミナーを開催するほか、本施設の院生室は各研究林での論文研究拠点として利用されています。所属大学院生が研究室として利用するほか、内外の大学院生・研究者が各種サンプルの処理や化学分析などを行っています。

 全国の学部学生を対象とした教育プログラム「野外シンポジウム~森をしらべる~」(2013年度の実施をもって終了)や、「森林研究・フィールドトレーニング」(2015年度から開始)を実施しています。

公開講座・アウトリーチ

地域の小学生を対象とした環境教育学習「森のたんけん隊」を実施しています。

データベース・GIS

 研究林で得られた各調査観測データを一元管理、閲覧、利用するためのオープンデータベース(FReD)の整備を進めています。また、研究教育や森林管理のために地理情報システム(GIS)を利用した林相図や森林台帳類の管理を行っています。

 


日本長期生態学研究ネットワーク(JaLTER)

JaLTERは長期的な視野を持つ生態系研究サイトを拠点とし、分野横断的な研究や教育を行うためのサイトネットワークです。

 日本最北のJaLTERコアサイト(北海道北研究林)として長期生態学研究の発展に貢献しています。


所在地・問い合わせ先・交通アクセス

  • 所在地:〒096-0071 北海道名寄市字徳田250番地
  • TEL: 01654-2-4264 / FAX: 01654-3-7522
  • メールアドレス: north(at)fsc.hokudai.ac.jp

札幌市内からの交通アクセス:

  • 鉄道利用: JR宗谷本線 名寄駅下車 タクシー約10分
  • 高速バス利用: 札幌駅前ターミナル -(約3時間30分)- JR名寄駅前 下車 タクシー約10分
  • 乗用車利用: 道央自動車道 士別剣淵IC下車後 国道40号線を約25km北上 (約30分)

宿泊施設

  • 定員: 17名

※ 実習・研究等を目的とされる方に限り利用が可能です。

※ 宿泊施設は自炊です。詳細は こちら をご覧ください。

ご利用・ご宿泊を検討される際は、まず一度お問い合わせください。