北管理部・雨龍研究林:「森のたんけん隊2024冬」を開催しました

 

 北方生物圏フィールド科学センターでは、道北の雨龍研究林(幌加内町)を舞台に、1月11日(木)から12日(金)の2日間、小学生向け野外プログラム「森のたんけん隊2024 冬」を開催しました。幌加内町教育委員会および名寄市北国博物館と共催した、毎年恒例のイベントです。

 泊りがけの開催。大きな荷物をもって雨龍研究林に集合したのは13名。幌加内町・名寄市のほか近隣の美深町の小学4-6年生で、昨年に引き続き参加してくれた顔も見えます。普段と違う友だちと会って一緒に遊べることがこのプログラムの特徴です。

 お昼前に集合して、昼食をとったら森へ出発。前日からの強い雪はちょうど止んでくれました。スタッフが事前に準備したクイズ・課題ポイント7箇所を歩いて巡ります。ここで勉強するのは、木の種類や見分け方、木の高さや太さの測り方、森の中での方位や距離の測りかたなどさまざま。かんじきを履いても歩きにくいフカフカの新雪でしたが、走り出す子供もいて元気に終えることができました。

 温かい部屋に戻って答え合わせをした後は、また外へ。雪のブロックを皆で加工して、秘密基地(イグルー)とそれを囲むスノーランタンをつくります。ランタンの光が映える時間まで雪あそびを楽しみました。おいしい夕飯を済ませたら次は「森のハンドメイド」。事前にスタッフが用意した木の枝や円盤に加えて、昼に各自が持ち帰った樹皮や葉も使って思い思いの工作を仕上げました。

 翌日もよい天気。午前のプログラムは「宝さがし」です。雪上車で到着した深い天然林。2班に分かれ、雪の中深く埋められた宝箱を目指しました。スタッフが用意したヒントは「南東に30m進んだところにある、直径が50cm以上のドングリがなる木」といったように、昨日のクイズや課題で得た知識を活かさなかればなりません。どちらに進むか、チームワークも必要です。戻るとお昼は、野外で「雪原パーティー」です。火を囲んで温かい食事をとった後には、アイスクリームづくりやスノーモービルの試乗体験もたのしみました。

 プログラムの運営は、研究林の教員・技術および事務スタッフと、共催している教育委員会・博物館の職員が共同して行っています。多様なスタッフがそれぞれの経験や知識をいかすことで、プログラムの質を高めてきました。冬山での活動になりますし、親の付き添いなしでの宿泊も伴うので、安全・健康面には細心の注意を払っており、今回も無事に開催できたことが何よりです。イベントを通して地域の中でのつながりが深まることもこのプログラムの大きな意義となっています。今後も、こうしたイベントを通して、森の多様性や人と森とのかかわりを子供たちに伝えていきたいと考えています。

この木の名前は?
この木の名前は?
イグルーづくり
イグルーづくり
森のハンドメイド
森のハンドメイド
宝探し
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